予防と治療

手洗いとうがい

ウィルスや細菌などの病原体の感染経路は、咳やくしゃみによる飛沫感染もありますが、手や身体からの接触感染も多いと言われています。

まず「手洗い」は、接触感染を予防するのにとても効果のある方法です。これは世界保健機構(WHO)でも認めています。洗うときは、指輪があれば外し、石けんを使って指先から手首まで、最低でも15秒くらいはしっかり洗いましょう。水気を拭き取る際はペーパータオルで、他人と共用のタオルは使わないようにします。

手洗いの出来ない状況下では、消毒液を使うのもいいでしょう。インフルエンザや単純ヘルペスウィルスにはアルコール消毒液(エタノール)の効き目が高く、ライノウィルスやノロウィルスなどには塩素消毒の方が効果があります。

次いで「うがい」ですが、口内や喉に付着したゴミやほこりを取り除く効果があります。しかし、ウィルスが粘膜に付着して細胞内に入り込むまでの時間は、わずか10分程度とも言われ、帰宅してからのうがいでは手遅れのこともあります。ただし、「鼻うがい」は花粉症対策としてかなりの効果が期待できます。体温と同程度の温度の濃度1%食塩水(湯100ccに塩1g)もしくは、鼻うがい専用液を、鼻から入れて口から出す方法です。一日一回でも違いがでるので、頑張る価値はありそうです。

ちなみに、マスクは自分の咳やくしゃみで病原体をまき散らすのを防ぐ、いわゆるエチケット的な意味合いの方が強いと言われています。外界からのウィルスを完全にシャットアウトするのは困難なので、過信は禁物です。