喉にまつわるトリビア

つぼ

目や肩が疲れたときに周辺を指で押してみたら、なんだかずいぶんスッキリしたな、と感じたことはありませんか。それはもしかすると、知らないうちに「つぼ」を刺激していたのかもしれません。

つぼは、筋肉や腱の間・骨の隙間・関節など、およそ670箇所が全身に分布しています。それぞれの効果はひとつと決まっておらず、同じつぼでも使う症状や状況によって変わってきます。つぼの効果や、身体のバランスをきちんと把握しておかないと、意味がないどころか、逆に痛めつけてしまうこともあります。

日本では、つぼ療法を第三者に行えるのは正式な国家免許を持った者のみとされています。素人知識で家族や他人につぼ療法や指圧を行って、症状の悪化や骨折などの大きな事故も起きていますので、むやみに他人に行わないようにしてください。自分でやる場合も、あくまでも優しく押すように気をつけてください。

主に喉の痛み、腫れを和らげるつぼですが、水突(すいとつ)は、のど仏の斜め下辺り、胸鎖乳突筋(耳から鎖骨にかけて斜めにある首の筋肉)の内側の縁のくぼみにあります。呼吸を整え痰を抑え、声枯れや息苦しさにも効果があります。天突(てんとつ)は鎖骨の中央のくぼみに位置しており、咳止めと痰切り、声枯れなどに効果があります。

喉周りには他にも、天窓(てんそう)や人迎(じんげい)など、痛み止めや喘息に効果のあるつぼがたくさんあります。デリケートな喉周りを刺激するので、むやみにグリグリ押さないように、強すぎないように指の腹で慎重に刺激してください。