喉の痛みを伴う病気

その他

主にアフリカ中部および西アフリカで発生することの多い「エボラ出血熱」は、重篤な症状を引き起こすウィルス性出血熱の一種で、「ラッサ熱」「マールブルグ熱」「リミア・コンゴ出血熱」と共に四大出血熱と呼ばれます。エボラウィルスの感染力は強く、致死率は50~80%以上と非常に高い上に、治療法も確立されておらずワクチンもありません。

空気感染はしないとされていますが、飛沫感染の否定はできません。感染すると、一般的に一週間ほどの潜伏期間を経て、発熱・咽頭痛・頭痛・下痢・食欲減退などの重度のインフルエンザに似た症状が現れます。重篤化すると、口腔や皮膚、消化管からの出血が見られるようになります。

ラッサ熱も同じような経緯を辿りますが、こちらは早期に適切な治療をすれば致死率を数%にまで下げることが可能です。日本ではあまり馴染みはありませんが、流行地への赴任や旅行などで感染する可能性は考えられますので、出発前に十分な知識を得ておき、感染源となり得る野生動物などには近寄らないようにしましょう。

その他、珍しい症状として「舌咽神経痛」というのがあります。舌の付け根や喉の奥に強い痛みが生じて、咀嚼や嚥下に悪影響を及ぼします。原因がはっきりしないことが多く、膨張した血管が神経を圧迫して痛みが起こるのではないかとも考えられています。しかし、詳しい検査で腫瘍が見つかることもあり、時には脳梗塞や脳腫瘍などが背後に隠れている場合もありますので、それらの病気の自覚が無くても検査は受けておいた方が良いでしょう。