喉の痛みを伴う病気

ガン

わたしたちの身体では、新陳代謝によって毎日、古い細胞が新しい細胞に置き換えられていきます。そのうち、数千個単位の細胞がガン細胞として発生しています。と聞くとかなり怖い気もしますが、それらがすべてガンになるわけではありません。一日数千個単位でガン細胞が増殖し続けていたら、人類は簡単に滅亡してしまいます。

では、なぜそうならないのかというと、身体の免疫力がガン細胞を消しているからです。その主役は、白血球の一種であるリンパ球です。しかし、なんらかの原因で免疫力が低下したり、ガン細胞が出来すぎた場合には、消されずに残ってしまいます。それが分裂を繰り返して成長すると、腫瘍や新生物と呼ばれるようになります。

喉に出来るガンでよく見られるものには、上咽頭ガン・中咽頭ガン・下咽頭ガン・喉頭ガン・食道ガンがあります。いずれもタバコやお酒が原因として一番に挙げられており、熱い食べ物や辛い食べ物を常習的に摂ることも原因となります。近い部位では甲状腺ガンや悪性リンパ腫があります。血液のガンと言われる白血病は、免疫力の低下から様々な感染症を起こしやすくなり、喉の腫れや痛みを生じることがあります。

ガンは、初期の自覚症状があまりない場合が多く、ガン細胞が大きくなってから、神経に触れたり血管や筋膜などが引き延ばされて痛みが生じることがほとんどです。違和感や倦怠感などを感じても「風邪かな」くらいで済ませてしまい、ガンの存在を見過ごされることも少なくありません。心配しすぎてガン恐怖症になるのも考え物ですが、そういう不安を取り除くためにも、ガン検診は積極的に受けるようにしましょう。